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中小企業診断士になるには?



中小企業診断士の仕事とは?

企業経営の健全化をジャッジする「企業のお医者さん」


中小企業診断士

中小企業診断士は、中小企業の経営をサポートしてより良いものにする仕事です。例えば、みなさんの街にある地元のお店や工場が「もっと売上を伸ばしたい」「経営を良くしたい」と考えているとき、その相談に乗って解決策を提案します。
企業の強みや弱みを分析したり、新しい商品やサービスのアイデアを考えたり、経費の削減方法を提案するなど、専門的な視点で様々なアプローチを行います。また、創業を目指す人への支援や、商店街活性化の支援、親から子へ会社を引き継ぐ事業承継の際のアドバイスなども行います。
経営コンサルタントの仕事をする人が中小企業診断士の資格を取得することも多いため、コンサル領域の唯一の国家資格といわれることもあります。



中小企業診断士になるために資格は必要?

中小企業診断士自体が国家資格であり、この資格を取得することが必須です。ただし、合格率は4%前後ともいわれ、かなり難関です。
学生のうちに中小企業診断士の資格を受験することもできますが、2次試験の内容が実務的であるため学生は苦労することも多く、学生のうちに1次試験の内容を学び、就職して働きながら取得を目指す人が多い傾向にあります。
さらに中小企業診断士の試験合格後は、実務補習という実践的な研修を受ける必要があります。この研修で実際の企業での経営診断を体験し、実践的なスキルを身につけます。



中小企業診断士の年収はどのくらい?

中小企業診断士の年収は、20代の場合400〜700万円程度で、40代になると約900〜1,000万円。独立開業して中小企業診断士、経営コンサルとして働く場合、実力と顧客数によってはさらに上の収入を得ることも可能です。
また、副業として診断士の仕事をすることも可能で、本業の収入に加えて副収入を得ることができます。資格取得後は、自分のライフスタイルに合わせて様々な働き方を選べることも、この職業の特徴です。
※厚生労働省提供 職業情報提供サイト「job tag」調べ



中小企業診断士になるには?

中小企業診断士は国家資格なので、資格試験に合格する必要があります。試験は一次試験と二次試験があり、1次試験では経営、財務、マーケティングなどの知識を問う多肢選択式の試験があります。2次試験では、実際の企業の事例を分析して解決策を提案する記述式の試験があります。
資格取得に向けては、専門学校と大学の2つの学習ルートがあります。
専門学校では、少人数制の環境で資格対策に力を入れていき、特に1次試験の内容においては集中的に過去問の解説や模擬試験などを行い、一人一人の理解度に合わせた丁寧な指導、合格に向けた具体的なサポートを受けられます。分からないところはその場で質問できるなど、苦手分野を克服しやすい環境が整っているといえます。
授業も、中小企業診断士の資格取得に特化した実践的なカリキュラムが用意されています。2年間という集中的な期間で、試験合格に必要な知識とスキルを効率的に習得できます。実際の企業診断の事例を用いた演習や、現場で使える分析手法を学ぶことができます。
大学では、4年間という期間をかけて経営の理論を幅広く学んでいくことが特徴です。経済学や経営学の基礎から応用まで体系的に学習し、学術的な学びを中心に行います。中小企業診断士の資格に関しては、通常の授業とは別に特別講義や集中講座を設け、希望者申込制で資格対策を行うことが多いといえます。
前述の通り、2次試験は実務的な内容となっているため、まずは一般企業などに就職して経営管理などの経験を積んでから資格取得に挑むのがいいでしょう。


中小企業診断士


中小企業診断士に向いているのはどんな人?

診断するために数値や世界情勢も重要になります。数学や経済の授業が好きで、ニュースや企業の動きに興味がある人は、中小企業診断士の素質があります。
また、人の話を聞くのが好きで、相手の気持ちに寄り添える人は大切な要素です。企業の問題点を見つけ出し改善に導くために、コミュニケーションが重要だからです。「どうしたら良くなるか」といった解決策や戦略を考え、企業の相談役としての活躍につながります。



中小企業診断士の将来性は?

日本では中小企業が企業全体の99.7%を占めており、経営課題も多様化しているため、中小企業診断士への需要は今後も高まると予想されています。特に、デジタル化やグローバル化への対応、高齢化社会、少子化社会による事業承継問題など、専門家の支援を必要とする課題が増えています。そういった問題解決のために中小企業診断士の知識とスキルが求められています。



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